【ケース10】公正証書で遺言書を作成しようと思ったけれど…

遺言書作成のために母と公証役場に行ってみたけれど

兄の啓一と私真奈美は仲が悪く、父裕二が亡くなった時には、兄は母芳枝もないがしろにして、母にも父の財産をちょっとしか渡さなかった。

そのことがあって、母は自分が亡くなったら、母が祖父から相続した不動産とか、母の預貯金とか、全財産を私にあげると言い、遺言書を作成すると言い出した。

 

遺言書を作るなら、自分で書くより公証役場で作ってもらった方がいいと聞いたことがあるので、足の悪い母を連れて、母の自宅近くの公証役場に行って相談した。

公証人の先生は、親切に相談にのってくれて、お母さんの希望の遺言書を作りましょう、と言ってくれ、遺言書作成に必要なものを持ってくるように言われた。

すぐには作ってもらえないのか・・・。

必要な資料って、結構たくさんある。

母の印鑑証明書、不動産の登記事項証明書(権利証とは違うのか)、固定資産評価証明書(初めて聞いた。どこでとれるのかな)、母の戸籍謄本と私の戸籍謄本…。

資料を整えるにも、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、結構、時間がかかった。

image19資料を揃えて、もう一度、母を連れて公証役場に行ったら、「これは住民票です。必要なのは戸籍謄本です。申し訳ないですが、取りなおして来てください」って。

これで作ってもらえると思っていたのに、また、役所へ。

戸籍謄本を持って、公証役場へ。これで3度目。

「資料が整ったので、次は作成できます。来週月曜日に来てください」

もう一度、来るのか・・・。

 

【弁護士からひと言!】

■公正証書遺言を簡単に作るなら弁護士におまかせを■

【ケース9】でご説明したように、公正証書遺言は、自筆証書遺言よりずっと安全、安心ですが、その反面、法的に問題がないよう、資料の準備や公証人との打ち合わせが必要となります。

資料は、市役所・区役所でとるものや法務局でとるものなどがあり、資料の取り寄せだけでも結構な時間と労力を必要とします。

また、公証人に作成したい遺言書の内容を説明し、資料を持参するなど、通常は、複数回、公証役場に足を運ぶ必要があります。

公証役場の業務時間は、平日の午前9時から午後5時までですので、仕事をお持ちの方は、何度も仕事を休まなければならないこともあります。

弁護士は、公正証書遺言作成のお手伝いも致します。

公正証書遺言の作成をご依頼頂いた場合は、次のような手順で進めます。

・遺言書を作成したいご依頼者と打ち合わせをし、どのような遺言書を作成したいのか、

どのような財産をお持ちなのかなどを確認します。

・お聞きした内容を踏まえ、必要な資料をすべて取り寄せます。

・資料を確認のうえ、遺言書案を作成してご依頼者の方にご確認いただきます。

・ご確認頂いた遺言書案と必要資料を公証人にお渡しし、ご依頼者のご都合も踏まえ、

公証人と遺言書作成日の日程調整をします。

・公正証書遺言の作成には証人2名が必要ですので、作成日当日には、

公証役場に同行し、証人となります

(他に証人の心当たりのない方は、弁護士において証人2名を準備します)

つまり、遺言をされる方は、一度だけ公証役場に行っていただくだけであり、資料もご自身で取り寄せる必要はありません。

また、弁護士との打ち合わせは必要ですが、打ち合わせの日時については、ご依頼者のご都合により調整致しますので、お仕事を休んで頂く必要もありません。

「忙しくて時間がない」、「資料の取り寄せ方がよくわからない」という方は、ぜひ一度、弁護士にご相談ください。

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